ピルを通販で購入する女性
2018.02.23 この記事は約354秒で読めます。

ピルは大きく分けて2種類ある!

ピルは性行為の前に服用する一般的なものとアフターピルの2種類に分類できます。
性行為の前に服用する一般的なピルには超低用量ピルと低用量ピル、中用量ピル、高用量ピルの4種類が存在します。
ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。卵胞ホルモンはエチニルエストラジオールだけです。
黄体ホルモンにはノルエチステロンとデソゲストレル、レボノルゲストレル、ドロスピレノンの4種類があります。

ピルは含まれている黄体ホルモンの種類によって第1世代から第4世代に分類されます。
またホルモンの配合量によっても分類できます。一般的なピルには21錠タイプと28錠タイプがあります。28錠タイプは7錠が偽薬です。
偽薬は毎日ピルを服用する習慣をつけるために存在します。21錠タイプも28錠タイプも実薬は21錠になります。
全ての実薬のホルモン成分が同じものもあれば、自然なホルモンバランスとなるように成分が変化するものも存在します。
成分配合の変化は製品によって異なります。

ピルに使用される卵胞ホルモンはエストロゲンとも呼ばれます。エチニルエストラジオールはエストロゲンの一種です。
超低用量ピルと低用量ピル、中用量ピル、高用量ピルはエストロゲンの量によって分類されます。
超低用量ピルは1錠あたりのエストロゲンの量が30マイクログラム未満です。
低用量ピルは50マイクログラム未満で、一般的には30マイクログラムから35マイクログラムとされます。
中用量ピルはエストロゲンの量が50マイクログラムです。50マイクログラムを超えると高用量ピルと呼ばれます。

かつては中用量ピルや高用量ピルが使用されていましたが、1999年には日本でも低用量ピルが認可されました。
一方欧米では日本より30年も早く低用量ピルが承認されています。
超低用量ピルはまだ日本では承認されていません。エストロゲンの量が少ないほど、体への負担が少なくて済みます。
一般的な婦人科では低用量ピルが処方されています。

アフターピルは緊急避妊薬のこと

性行為の前に服用する一般的なピル以外にも、性行為後に服用するアフターピルが存在します。
アフターピルは緊急避妊薬とも呼ばれます。性行為前の避妊が失敗した場合などに使用するという特徴があります。
避妊具を使用せずに性行為を行なった場合や、性行為の最中に避妊具が外れたり破けた場合などに有効です。
しかし避妊率は80%ほどなので、性行為前に使用するピルと比較すると低くなります。
確実に避妊したい場合には、避妊具や一般的なピルを使用することが重要です。

緊急避妊薬は性行為後72時間以内に服用すれば、排卵を遅らせて子宮内膜への着床を阻害し避妊することができます。
一般的に使用される低用量ピルは定期的に服用して徐々に排卵を抑制するという特徴があります。
しかし緊急避妊薬はホルモンバランスを急激に変化させて効果を発揮します。あくまで緊急用なため、基本的には低用量ピルを使用して避妊を行います。
また緊急避妊薬は中絶薬ではありません。受精卵が着床する前に服用する必要があります。

アフターピルには新しいタイプと古いタイプが存在します。
新しいタイプがLNG法、古いタイプはヤッペ法と呼ばれます。
LNG法はヤッペ法と比較すると高い効果を期待でき、1回の服用で十分な避妊効果を得ることができます。
ヤッペ法は中用量ピルを2錠と吐き止め薬を1錠服用し、さらに12時間後にもう1回服用します。
LNG法であれば緊急避妊薬を1錠から2錠服用するだけで済みます。服用回数が1回で足りるため、ヤッペ法のように何度も服用する必要がありません。

ヤッペ法では中用量ピルを使用するので体への負担が大きくなります。
現在ではLNG法が主に利用されています。LNG法はヤッペ法と比較すると多少費用がかかりますが、体へ負担をかけずに避妊ができます。
ヤッペ法の費用は約1万円で、LNG法は約1万5千円です。
アフターピルは薬局で販売されていないので、婦人科で処方を受ける必要があります。